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た行

大規模問題
寸法や単位ではなく、解析対象となる物体を要素分割したときの
要素数が非常に多いものを指す。

耐 久
製品の完成後、長期間においてどれくらい必要な性能を維持できるか。

耐衝撃性
衝撃を負荷した場合の材料や物体の強さで、
複合材は外見上問題がなくても内部で欠陥が生じることがある。

対称積層板
中央面に対称な位置に同じ繊維角の層が存在するように積層した積層板。

体積含有率
単位体積当たりの対象物の含有率で、例えば複合材では繊維の含有率を指す。

大変形
構造物が、短時間に大きく変形すること。

耐雷性
複合材料は電気伝導度が小さいため、航空機など
雷の影響を受けやすい構造体の製造で配慮すべき性質。

竹繊維
グリーンコンポジットの開発において、日本で利用が進む天然繊維のひとつ。

タスク
解析などの作業単位。計算単位。

多層流
流体の種類が3種以上混ざらない状態で流動するもの。

縦弾性係数
フックの法則(応力とひずみの比例関係)δ=Εεが成り立つ状態における比例定数E。
ヤング率とも言う。

多変量解析
様々な特性を持つ複数の変数(パラメータ)を分析し、
相互関係やそれぞれの特性を解析するもの。

たわみ
片持ち梁の先端に力をかけると梁の先端に向かって曲がること。

たわみ曲線
たわんだ細長い構造物が描く曲線のこと。

単位系
SI単位系(m、kg、s)と工学単位系(m、kgf、s)があり、
CADやCAEを使う上で単位系の統一は重要。

弾 性
力を除くと変形がもとに戻る性質、またはフックの法則
(応力とひずみの比例関係)が成り立つ性質。

弾性限界
物体にある大きさ以上をの力を加えた場合に、
力を除いてももとに戻らなくなる。その限界の力の大きさ。

弾性率
フックの法則(応力とひずみの比例関係)が成り立つ場合の、
比例定数。弾性定数ともいう。

鍛 造
金属を高温加熱したあと、衝撃的な外力を加えて成形する加工で、
伝統的な日本刀の成形方法。

単層板
積層板と比較して、一方向強化複合材料単体を指す。

単相流
液体(液相)や気体(気相)など、単一の相で構成された流体の流れ。

弾塑性
材料の弾性と塑性の2つの性質をまとめたもので、金属などは弾塑性を持つ材料。

炭素繊維
アクリル繊維やピッチ(石油、石炭などの副生成物)を高温で炭化して作った繊維。

ダンパー要素
減衰を考慮できる要素。

断 面
物体を任意の場所でカットしてできる面で、
断面により実験と違い内部を簡単に評価できることが長所。

断面図
物体を任意の場所でカットしてできる面で、3次元のモデルや解析結果を表示する。

断面二次モーメント
曲げモーメントに対し、物体の変形のしにくさを表す量。

断熱変化
断熱材などを利用することにより、外部との熱のやり取りがない状態での変化。

中間ファイル
IGES、Parasolidなど、各種のCAD、CAEで共通して利用できるファイル形式。

鋳 造
溶融した金属を鋳型に流し込んだのち凝固させて形成する加工。

中立面
薄板形状をシェル要素で解析する場合に、薄板の厚み方向の中央部にとる面。

超弾性
大変形などをおこしても、元の形状に戻る性質。
一般の弾性よりもさらに弾性変形の許容が大きい。

調和振動
理想的なばねにつながれて振動する物体の運動のことを指す。

直接積分法
各質点の応答量を各時間刻みごとに数値積分してゆく解析法のこと。

直交異方性材料
木材などのように木目に沿った方向とそれに直角な方向で
変形強度が異なる材質を言う。

直交座標
xyzで表わされる一般的に使われる座標系で、デカルト座標系とも呼ばれる。

ツール
ソフトウェアそのものやソフトウェアのオプションや機能のこと。

定 常
状態が時間に関わらず一定で変化しないこと。

定常解析
定常の状態である、構造、熱流体、電磁場、その他など各種の物理現象の解析のこと。

低次要素
要素の角にのみ節点を持つ要素で、一次要素とも言う。
解析時間は早くなるが、同じ要素数で精度は劣る。

ディフィーチャー
解析の計算効率を上げるため、結果に影響しないような微小なフィーチャーを除くこと。

定量的
現象を数値を用いて理論的に説明できる場合定量的と言う。

データ変換
あるフォーマットのデータを異なるフォーマットのデータに置き換えること。

デジタルエンジニアリング
コンピュータを使い工学問題をデジタル処理で行うこと。

デモンストレーション
ソフトウェアの使い方や一連の作業の流れを実際に操作して見せること。

電界(電場
電荷に電気力の働く空間のことで、ある点で単位電荷に働く電気力を電界強さ、
力の向きを電界向き。

電界腐食
異なる電位を持つ材料を接触させると、材料間に電気が流れて起こる腐食のこと。

電荷密度
単位体積当たりの電荷の分布量。

電気泳動
水溶液中で電圧を負荷すると、コロイド粒子が一方の電極へ移動する現象。

電気めっき
めっきしたい元素のイオンを含有する水溶液中で電気化学反応を利用して
金属表面を加工する方法。

展示会
CAEでは主に、設計製造ソリューション展、人と車のテクノロジー展、
テクノフロンティアなど。

電磁波
電場と磁場によって形成される波のことで、真空中を伝播するエネルギー。

電磁場解析
電界強度や磁束密度等の場の応答を解析するもの。

伝達関数
システムへの入力を出力に変換する関数のことで、古典制御理論における基本的概念。

電着塗装
塗装工程において、塗料槽に被塗物を入れ、
それぞれに違う極性の静電気を負わせて表面処理を行うこと。

伝熱解析
熱伝導、熱伝達、輻射など、流体計算を加味しない温度分布などの解析のこと。

天然繊維
綿、ジュート、ラミー、ケナフ、竹、木材などの植物繊維やウール、
シルクなどの動物繊維。

天然繊維強化複合材料
環境調和性に配慮した高性能な材料を目的とした複合材料で、
グリーンコンポジットとも言う。

電場解析
電荷による電場や電位などの応答を解析するもの。

電流解析
直流電流を流した際の、電流密度や電位分布などを解析するもの。

電流密度
電気導体に電界が与えられたときに、単位面積に垂直な方向に
単位時間に流れる電気量。

等価節点力
構造に作用する分布荷重が、要素分割に応じて適切に置換される節点荷重のこと。

透磁率
磁束密度と磁場との比。

動的解析
衝突落下や、地震応答などのように、時間に依存して
解析対象物の応答が変化する事象の解析。

導電率
電気のとおしやすさを示す物性値で、抵抗率の逆数。電気伝導度ともいう。

等分布荷重
材料や構造体に対して、対象となる領域に一定の分布で均等に働く荷重。

等方性
物体の性質がその方向によって変化しない、弾性率が変わらない性質。

等方性体
金属など方向によって性質・弾性率の変わらない等方性を持つ物体。

動力学解析
力を入力条件として与えて、運動を出力として求める解析。

特異点
鋭利な角度や亀裂の先端や、集中荷重の作用点、一点固定点など、解が収束しない点。

トポロジー
位相、または位相の概念を研究する幾何学。
例えば直方体を貫通している穴の数が違えば位相は異なる。

トライボロジー
摩擦面に関する技術や学問のことを指し、潤滑や潤滑工学とも同等に扱われる。

トラス
直線的な部材を用いた三角形を単位とした構造骨組みで、
各部材の端の節点がピン接合となっているもの。

トラブルシューティング
設計している製品に起こりうる各種の問題に対して、
原因を究明しその問題を解決すること。

トルク
回転軸に作用するねじりモーメントを指す。

トルク系数
ねじを締め付けるトルクを表す際に、締め付け力とねじの直径の積にかけるある定数。

トレスカの降伏条件
材料が最大せん断応力に達した時点で降伏が起こるという条件。

トレランス
公差、許容誤差のことで、製品設計においては、設計寸法と同じく重要。



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索 引

__あ行____か行____さ行

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__わ行

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