は行
場
電場、磁場、音場など、空間中に存在する物理量。
バージョン
同じシリーズの製品が機能追加や機能強化、修正などによって新しく出す型。
パーティクルトレース
流れの様子を流線とともに、大きさを表す粒子を表現して示した図。
ハイエンド
CADにもCAEにも使われる。同じ分野のソフトの中でも特に高機能のものを指す。
破壊解析
構造物の亀裂や欠陥のような破壊現象を解析するもの。
破壊則
構造の破壊や損傷の発生を推定するために様々提案されている破壊のモデルや予測式。
破 壊
材料が2つ以上に分離してしまうことを指し、破損と使い分ける。
破壊力学
構造や材料の破壊現象を定量的に取り扱う工学分野。
爆発解析
水素や可燃性ガスの漏洩や爆発、気体放出、拡散などの現象を解析するもの。
剥 離
物体が流体の中に置かれたり運動すると、物体の背後で渦が生じて
流れが循環する領域ができること。
剥離渦
剥離が起こり、流れが循環する領域内で出来る流体の渦。
歯 車
歯のかみ合いで回転を伝える機械部品。歯車がかみあう地点をピッチ点という。
破 損
材料の機能が損なわれることで、材料が2つ以上に分離するしなくても破損といえる。
破 断
構造物が、衝撃や疲労などの原因により破壊すること。
破断点
材料や物体を引っ張った際に、弾性領域を超え塑性領域に入り
最終的に材料が分離する地点。
八分木法
流体解析用のメッシュ作成方法のひとつ。
発 散
求めるべき値に近づかないことで、CAEでは解析計算が不可能となり
結果値が得られないことを言う。
バッチ処理
あらかじめ処理に必要な指示や要素をまとめておいて、
一度にまとめて処理をすること。
発泡成形
樹脂に発泡材を混入し、気泡を混ぜたやわらかい樹脂をつくること。
バナー
展示ブースなどで視覚的に広告効果を持つ垂れ幕のようなもの。
Webでは長方形の広告。
ば ね
弾性変形を用いることによって、エネルギーを蓄えたり
振動や衝撃をやわらげる目的に用いる。
ばね系数
ばねの荷重と伸びの関係を決める定数のこと。ばね定数とも言う。
ばね要素
ばねのような弾性体に利用する、ばね定数を持つ要素。
ばらつき
統計では得られたデータの差異。製品の品質でもばらつきという表現もする。
パラメータ
変数のこと。CADやCAEのモデリング機能で扱うモデル
(パーツ、アセンブリ)の寸法や位相の数など。
パラメトリック
パラメータで駆動するモデリング機能のことで、
これにより3次元CADが広く使われるようになった。
梁要素
有限要素法の要素の種類で、部材の断面積に対し長さが十分長い場合に用いる。
ビーム要素。
板金加工
金属を薄く板状にしたものを、切断や曲げにより加工すること。
バンドル
複数の製品をまとめて販売しているもの。
ハードウェアとCADやCAEなどを一括して納品する。
反復法
一つの近似解からさらに精密な近似解を求める操作を繰り返し、
より精密な近似解を求める方法。
非圧縮性流体
圧力や温度による密度の変化が無視できる流体で、
水などの液体や音速に比べ流速が小さい気体など。
非圧縮粘性流体
非圧縮性の性質を持ち、かつ粘性を考慮した流体。
ビーム要素
有限要素法の要素の種類で、部材の断面積に対し長さが十分長い場合に用いる。
梁要素。
引抜加工
ダイスを通して工作物を引張り、棒や管形状を加工する方法。
非構造メッシュ
流体解析や電磁場解析などの場の領域に作成するメッシュ。
微視的構造
巨視的構造に対して使われる言葉で、外見上判断できない構造。
構造ではなく材料設計。ミクロ構造。
ビジュアライゼーション
可視化。流体や衝突などの解析結果表示や、医療、建築、
気象など鮮明でリアルな表示ニーズに対応。
微小要素
ある微小な領域における要素。有限要素法では非常に細かい要素のこと。
ピストンクランク機構
ピストンの往復運動を軸回転運動に変換する機構で、自動車のエンジンなどの機構。
スライダクランク機構。
ひずみ
物体の変形の割合で、変形分をもとの長さで割ったもの。
ひずみエネルギー
物体や材料が変形した時に、熱と位置エネルギーに変換される。
これをひずみエネルギーと呼ぶ。
ひずみ - 変位マトリクス
ひずみと変位の関係を表すマトリクス。
非線形解析
現象の途中で、材料特性や幾何形状が変化し、比例的に扱えない解析。
全ての事象は正確には非線形。
引張試験
材料の機械的性質を知るための試験で、降伏点、耐力、引張強さ、
伸びなどのデータをとります。
引張強さ
応力ひずみ線図において、最大の応力(引張試験での最大荷重を初期断面積で割ったもの)。
非定常
時間に依存して、状態が変化するもの。
非定常解析
非定常の状態を持つ、構造、熱流体、電磁場、その他などの各解析のこと。
非ニュートン流体
流れのせん断応力とせん断変形速度との比例関係が成り立たない流体で、
コロイド溶液、高分子液体など。
比 熱
単位質量の物体の温度を単位温度あげるのに必要な熱量のこと。
非粘性流体
一般に流体には粘性があるとされるが、空気など粘性を無視して取り扱う場合、
非粘性流体と呼ぶ。
微分方程式
変数とその関数との関係を、変数と関数およびその導関数を含む方程式の形で表したもの。
ビューア
3次元のモデルや、解析結果など、可視化して評価するものを見るだけの
機能やソフトウェア。
評価版
ソフトウェアを無料評価するもの。多くは30日間の期間限定で、
データを保存できないなどの制約がある。
表皮効果
高周波電流が、導体の表面に近いところを密集して流れる現象。
表面張力
液体の表面で分子どうしが集まろうとする張力の性質。
ピラミッド要素
3次元のソリッドメッシュのひとつで、四角すいの要素。
疲労解析
時間や繰り返される負荷などに対する製品の耐久性、つまり疲労強度を解析するもの。
疲労強度
繰り返しの荷重を与えることによる強度。
フィーチャー
CADやCAEのモデリング機能における各々の形状単位を表すもの。
穴、フィレット、カット、押出など。
ブーリアン演算
プリミティブと呼ばれる基本形状を足したり引いたりすることで、
ソリッドモデルを作成すること。
フーリエの法則
熱流に垂直な面における熱量は、その面の温度勾配と面積に比例するという法則。
フェイルセーフ設計
故障や操作ミス、設計不具合などが発生した際に被害を最小限にする
仕組みを用意しておくという思想。
フォンミーゼス応力
多軸の応力をひとつの応力で表わしたもので、材料の降伏点を知る場合に用いられやすい。
深絞り
板材をパンチとダイスの間に挟んでプレスする加工。
複合材料
異なる材料を組み合わせた人工材料で、例えばガラス繊維や
炭素繊維とプラスチックの組み合わせなど。
複合則
複合材料の各構成要素の特性値にそれぞれの体積含有率をかけて平均値を求める公式。
輻 射
物体が、電磁波の力などによって、自ら外に向かってエネルギーを放射すること。
フックの法則
応力とひずみの間の力が小さい間に見られる比例関係δ=Εε。
物体力
構造物の体積や質量に作用する力。
フライヤー
製品紹介や事例などを簡単にまとめたチラシ、ビラ。
ブラックボックス
工学的な知識やソフトウェアの原理や理論の理解なしに、
簡単な操作で操作できる環境のこと。
ブランク
金属やプラスチックの加工において、板やシートから打ち抜いた中間製品のこと。
プリズム要素
3次元のソリッドメッシュのひとつで、三角柱の要素。
プリプロセッサ
解析計算の前処理で、形状作成、メッシュ作成、境界条件定義、材料特性定義など。
プリポスト
解析計算以外の前処理、結果評価をまとめた機能、
またはそれを専用としたソフトウェア。
プリミティブ
ブーリアン演算によるソリッドモデル作成のための、長方形、円柱などの基本形状。
プレス加工
静的な圧縮力を加えて金属にせん断や曲げを生じさせて成形する加工。
プレスリリース
新聞や雑誌などの媒体に対して新製品や新ビジネスなどを発表するもの。
不連続メッシュ
異なる密度のメッシュを補間しながら接続したメッシュ。
ブローシャー
製品紹介のパンフレット。
ブロー成形
プラスチックの加工方法のひとつで、ペットボトルなど、ボトル形状のものを成形する。
ブロック線図
伝達関数とその入出力との関係を、信号の流れがわかるようにあらわした図。
粉体塗装
塗料を粉体化し、それを静電気力によって被塗物に付着させた後に、
高温処理を行うこと。
分布荷重
ある領域に拡がりを持って分布する荷重。
憤 流
速度の小さい流体中に、ノズルから流体が流れ出るときの流れ。
並列計算
複数のプロセッサを使用して、ひとつの計算を同時に効率よく行うこと。
平面応力
構造物(薄板など)面の垂直方向にZ軸をとった際、Z軸方向の応力が0の状態。
平面ひずみ
構造物面の垂直方向にZ軸をとった際、Z軸方向のひずみが0の状態。
ヘキサメッシュ
六面体メッシュのこと。
ベクトル図
大きさを長さや太さで表わし、向きを矢印で表示した結果表示で、
電磁場解析や流体解析結果に用いる。
ベルヌーイの定理
摩擦などのエネルギー消費を無視すれば、流路のどの地点でも
流体のエネルギーの総和は等しくなること。
ベルヌーイオイラーの仮説
微小な間隔の両端に設けた2つの法面が部材が変形した後も、
材軸に垂直で平面を保っているという仮説。
変 位
物体の位置が変化、移動すること。または変化、移動した位置。
変 形
物体が、外力によってその形を変えること。
ベンダー
販売元。ソフトウェアを開発販売する会社や、代理店販売する会社も呼ばれる。
ポアソン比
軸力を受ける棒の軸方向の縦ひずみと横ひずみの比。
ボイル・シャルルの法則
気体の圧力Pは、体積Vに反比例し、絶対温度Tに比例するという法則。
放射率
ある温度の物体が熱放射を発するとき、その物体と同じ温度の黒体放射との比。
放電加工
電極からの放電によって、金属の表面を精密に加工する方法。
保磁力
磁性体を磁化されていない状態に戻すために必要な反対向きの外部磁場の強さ。
ポストプロセッサ
解析計算の結果を評価するための機能で、コンター図や変形図、
アニメーション、グラフなど様々。
ポテンシャルエネルギー
位置エネルギーや電位など、位置だけで決まるエネルギー。
ボルトプリテンション
ボルトの締め付けトルクにより発生する初期引張力。