日本のCAEマーケティングと推進をサポート

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CAEは今や、ものづくりに関わる幅広い産業の大小様々な企業、研究機関、そしてその現場で将来活躍するひとを育てる多くの教育機関で利用されています。 その用途は、コスト削減や時間短縮はもちろん、より高い品質要求に応え競争力のある製品を産み出すこと、そして恒常的にその技術資産を維持し人や組織と調和しながらものづくりを支えることにあります。

CAEを利用する個々のエンジニアにとっては、単に企業利益の追求だけでなく、自身のスキル向上や技術の洗練、あるいは自らのものづくりへの夢や情熱、理想を具現化する道案内にもなっていることでしょう。

そして、そのようなものづくりの先端の現場から自らの生活に立ち戻ってみると、そこもやはりまた、CAEの可能性からさほどかけ離れた世界ではないことに気付きます。何故ならCAEは、わたしたちが歳を重ねるほどに抱く、ささやかでありながら実現するには社会の努力が必要な願いを叶える道具でもあるからです。

わたしたちが、安全で快適な社会で暮らせるように。
こどもたちが、安心してのびのびと育っていけるように。
そして、喜びや驚きにたくさん出会えるように。

十分な安全性と耐久性を維持し、便利で快適なものを作りだすこと、環境にやさしい技術を生み出し、モノも人も自然も大事にする社会へと変えていくこと、そして子供たちの目に輝きを灯す夢や感動を提供し続けること。我々大人にとって、そのような魅力ある社会を作り上げるためにできることはたくさんあります。ものづくりは、その方法のひとつです。ならば、ものづくりを支えるCAEもまた、豊かな社会を築くためのひとつの大事な道具なのです。

とはいえ、まだまだCAEは一般的なツールではありません。それは、CAEそのものが高価で難解だからというばかりではなく、CAEを開発•販売する側も、広く理解されるような情報伝達や教育支援の整備に試行錯誤している最中だからです。そしてCAEを現場で利用している方々もまた、社内で利用を広めていくことや、他部門や経営レベルでの理解を得ることに骨を折っていることでしょう。

CAEがすべてのものづくりの現場に受け入れられやすくなるために、世界中にある便利で効果的なCAEが日本でもっともっと利用されるために、CAEに関わる人たちとともにその推進、啓蒙を支援することを少しでもお手伝いしたいと願っています。